研究分担者 |
岸本 英明 日本コンピュータコンサルタンツ(株), 主任研究員
小川 安雄 大阪ガス(株), 商品開発部, 次長
野田 茂 鳥取大学, 工学部, 助教授 (80135532)
清野 純史 京都大学, 工学研究科, 助教授 (00161597)
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
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研究概要 |
本研究では,地震発生時の通信状況を鑑みて,インターネット上に接続された計算機を用いることにより,行政や種々のライフライン事業者間で地震発生直後から被害状況や復旧状況等に関する情報を共有するための計算機ネットワークを構築することを目的として,効率の良い被害把握と復旧作業を支援することが可能なシステムの構築を目指す。そこで,第2年度以降のソフトウェア開発を円滑に進めることができるように,計算機ネットワークを構成するハードウェアの構築を行った。また,これと平行して実際にシステムを構築するテストフィールドの選定を進めた。双方向通信を実現し,かつ,少ないコストとメンテナンスフリーな環境として,通信のプロトコルにはインターネットでTCP/IP上のプロトコルであるhttpを,ハードウェアとしては近年,安価でありながら安定性が飛躍的に高まっているPC/AT互換機上のUNIX環境を選んだ。以上のようにして選定されたシステム上で,●地震発生時の停電や電話回線の輻輳等による通信障害の影響を受けにくいこと●端末をネットワークに接続でき,拡張性が高いこと●少ないコストで実現可能であること●メンテナンスの手間が少ないことを満足することが確かめられた。
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