研究課題/領域番号 |
10558096
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平間 正博 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30165203)
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研究分担者 |
大栗 博毅 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80311546)
富岡 佳久 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00282062)
水柿 道直 東北大学, 医学部・附属病院, 教授 (60004595)
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キーワード | シガトキシン / 抗体 / ハプテン / 抗原 / モノクローナル抗体 / 合成 / 人工抗原 / ELISA |
研究概要 |
シガテラ食中毒の主原因毒である、シガトキシン(CTX1B)用抗体の人工抗原ハプテンとしてABC環フラグメントを簡便に合成する方法を開発し、KLHタンパク質とコンジュゲートにしてマウスに免疫させた。更に、従来の合成法より格段に優れたオレフィンメタセシスを活用する方法によって、シガトキシン3C(CTX3C)用抗体の人工抗原ハプテンとしてABC環、ABCD環、ABCDE環及び、IJKLM環フラグメントを合成した。そして、それぞれのKLHタンパクコンジュゲートを合成し、マウスに免疫し、抗ハプテンモノクローナル抗体を調製中である。以前に合成したABC環フラグメントを使って得た抗体は、シガトキシンに対する反応性が十分に高くなかった。そこで、この抗体の遺伝子配列に基づいてファージミッドライブラリー法により、より感度の高い抗体をスクリーニング中である。更に、プラズモン共鳴装置を用いて、シガトキシン類と抗体間の結合定数を簡便かつ迅速に測定する方法を確立した。
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