研究分担者 |
松本 哲也 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40252275)
工藤 博章 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70283421)
山村 毅 愛知県立大学, 情報科学部, 助教授 (00242826)
皆川 洋喜 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (00273285)
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研究概要 |
テーブル上における,物体の配置と操作の習得を支援するシステムを盲学校に設置し,盲児によるシステム使用状況を,定期的かつ長期にわたって,ビデオ等で観察した.物体の配置と操作が,どのように変化したかを,現在解析中である. 盲児が対象とする空間を広げるため,室内での物体の位置関係の習得を補助できるシステムを実現した.盲児は,室内に配置された,形の異なる物体の位置関係を触探索により記憶する.つぎに,盲児は,物体の位置関係を,テーブル上のブロック配置で再現する.システムは,画像処理により,ブロック配置の正否と,必要に応じ訂正を,音声で知らせる.このようにして,盲児は,身体運動を通して,空間的広がりと,そこでの位置関係の理解が,可能となると考える.現在,室内での物体配置や,盲児の運動軌跡を,放物面形状の特殊なミラーを用いた全方向カメラで計測できるように,システムを改良中である.また,盲生徒が楽しめるよう,「宝探しゲーム」を採用することにした.
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