• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 研究成果報告書概要

ポータブル型尿失禁モニタリングシステムの開発と高齢者尿失禁への臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 10558137
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

森 敏  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (40200365)

研究分担者 戸川 達男  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (40013859)
辻 隆之  国立循環器病センター研究所, 部長 (00075764)
中島 健二  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (00237265)
牧川 放哉  立命館大学, 理工学部, 教授 (70157163)
斎藤 浩一  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (00205668)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
キーワード尿失禁 / 半導体センサ / 携帯型
研究概要

[はじめに]われわれは酸化スズ半導体臭気センサを用いて、据置型システムで、寝たきり老人の排泄モニタリングを行ってきた。今回は、装置にCPUを組み込み、センサ信号をスマートメディアに連続的に記録するポータブル型装置に改良した。
[装置の概要]モニタリングシステムの概要は次のとおりである。スマートメディアをインターフェースとして、失禁センサのセンサ出力をパソコンに取り込み、排泄パターンをディスプレイに表示するようにした。
[失禁センサの概要]オムツカバー内においたチューブから、低電力消費型小型空気ポンプで雰囲気を吸引し、酸化スズ半導体センサに吹気し、センサ出力をスマートメディアに記録した。それをパソコンに取り込みグラフ化した。
[対象と測定方法]尿・便失禁を呈する歩行可能な老人を対象とした。対象者の下腹部は、内からパッド、オムツ、オムツカバーの順に3層で覆われているが、チューブの先端は腹側のオムツとオムツカバーの間に留置し、同部の雰囲気を24時間連続的に吸引し解析した。
[結果]排尿・排便毎に反応波形がえられた。また、得られた波形の性状から尿と便の識別が可能であった。排尿ではスパイキィな信号を、排便では高止まりした信号を示した。ただし、波形の振幅と尿量との間には相関はなかった。
[結論]本ポータブル型失禁モニタを用いれば、働く対象者における尿・便の失禁発生時刻を経時的に把握することが可能である。

URL: 

公開日: 2001-10-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi