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1998 年度 実績報告書

植物アルデヒド酸化酵素の遺伝子導入植物を用いた機能解析と農業的応用

研究課題

研究課題/領域番号 10559017
研究機関東京都立大学

研究代表者

小柴 共一  東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (80117704)

研究分担者 大塩 裕陸  住友化学工業, 生命工学研究所, 所長
川上 直人  明治大学, 農学部, 専任講師 (10211179)
神谷 勇治  理化学研究所, フロンティア, チームリーダー (30100051)
古屋 伸久  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (50244413)
駒野 照弥  東京都立大学, 理学研究科, 教授 (00087131)
キーワードオーキシン / アブシジン酸 / アルデヒド酸化酵素 / シロイヌナズナ / トマト / 遺伝子導入 / 遺伝子組み換え植物
研究概要

オーキシン(IAA),アブシジン酸(ABA)やジベレリンなどの植物ホルモンが,植物の成長や分化・形態形成などに極めて重要な役割を果たしていることは周知のことである。本研究では,IAAとABAの生合成に関与すると考えられアルデヒド酸化酵素(AO)のクローニングに引き続き,有用作物への遺伝子導入による形質転換植物を創出することを目的としている。今年度は,シロイヌナズナでクローニングを終了した4種のAO遺伝子をセンスとアンチセンス方向に遺伝子導入した形質転換シロイヌナズナを作成しT3の種子をそれぞれ数ライン得た。これらについて,遺伝子の導入の確認,その表現型の変化,AO活性の変化について検討を加えた。現在までのところ,AO活性に変化が観察されるラインが確認できているが,形態的な変化は観察できていないため,引き続きより多くのラインで検討を加えている。
一方,これらの遺伝子のうち3種については,酵母の系で活性を有した状態での発現に成功し,シロイヌナズナで検出できているAO活性(電気泳動後の活性バンド)との対応が明確になった。その結果,それぞれの酵素の基質特異性や発現の器官分布などが分かってきた。こうした成果を背景に,特にIAAとABAの生合成に関与している可能性の高いAOに焦点を絞り,今後の研究を進める予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Seo, M.et al.: "Higher activity of an aldehyde oxidase in..." Plant Physiol.116. 687-693 (1998)

  • [文献書誌] Sekimoto, H.et al: "Molecular cloning and characterization of ..." Plant Cell Physiol.39. 433-442 (1998)

  • [文献書誌] Mitsuhashi, N.et al.: "Effect of γ-radiation on..." Phytochem.48. 1281-1286 (1998)

  • [文献書誌] Kondoh, K.et al.: "γ-Irradiation damage to the foroplast in..." Environ.Exp.Bot.39. 97-104 (1998)

  • [文献書誌] Wada, H.et al.: "Involvement of peroxidase in differential..." Plant Sci.139. 109-119 (1998)

  • [文献書誌] Akaba, S.et al.: "Aldehyde oxidase in wild type and..." Plant Cell Physiol.39. 1281-1286 (1998)

  • [文献書誌] 小柴共一(共著): "植物ホルモンのシグナル伝達" 秀潤社, 26-38 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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