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1999 年度 実績報告書

発達障害児・者のための会話エイドの開発と学校教育および地域社会における実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610101
研究機関東京学芸大学

研究代表者

伊藤 英夫  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90134775)

研究分担者 佐竹 真次  山形県保健医療短期大学, 教授 (90299800)
キーワード発達障害児 / コミュニケーション / 会話エイド / VOCA
研究概要

本年度は、会話エイドの試験的実施とそれに伴う種々の改良を中心に行った。
開発された会話エイドのプログラムは、三菱電機製のモバイルコンピュータAmity VPを使用し、Windows上で4th Dimension V6を用いて作成された。本機は本来音声を再生する仕様になっていないため、キャリングケースに小型外部スピーカーと本体を設置することで、ハード面の改良を行った。また、ソフト面では、当初メニュー画面をユーザーの生活地図をもとに、学校、買い物、食事、家庭、余暇などで構成するものを考えていたが、ユーザーの対象が小学生低学年から、高校生まで幅が広いことを考慮して、「人物」「食事」「生活」「学習」「動詞」「場所」「乗り物」「身体」「その他」の分類に変更した。
また、研究協力校として都立小金井養護学校にお願いし、授業に会話エイドを取り入れて実施した。学年が小学部1年であったので、本年度はWords+社製のメッセージメイト40を用いて実施した。対象児2名を選定し、主に課題別指導で用いた。その結果、「○○先生」「できました」などの呼びかけ、報告などに用いると効果的であることが分かった。
来年度は、我々が開発した会話エイドを用いて、最終的にどのような構成のものを用意し、どのような指導法が有効であるか、また家庭を中心とした地域社会での仕様についても検討する予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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