(1)会話エイドのソフトの改良:当初図形シンボルは、モノクロで作成していたが、幼児期の使用についても考慮して、登録したシンボルのカラー化を行った。また、初歩段階の利用者を想定して、シンボルの大きいバージョンで、1ページあたりのシンボル数を4×2のソフトも作成した。 (2)使用機器の検討:使用対象機器であるAMiTY-VP(三菱電機)は、ペンタッチ入力であるが、養護学校に通う小学部4年生の子どもを対象に指導を行ったところ、ペンタッチ入力では使えなかった。そこで、指で触るタッチパネル方式でも入力可能なテリオス(シャープ)を使用機器候補にあげている。現在シャープの協力を得て、ソフトの適合性について検討中である。 (3)会話エイドを用いた指導:今年度は、伊藤は養護学校小学部の自閉症児を対象に、学校と家庭での使用両方に重点を置いた指導を行った。 佐竹は児童期の自閉症児に対して基本的な会話エイドの使用に関する指導を継続して行った。
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