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1998 年度 実績報告書

現代日仏青年の他界観の生涯発達心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610110
研究機関京都大学

研究代表者

山田 洋子  京都大学, 教育学研究科, 教授 (20123341)

研究分担者 越水 雄二  京都大学, 教育学研究科, 助手 (40293849)
加藤 義信  愛知淑徳大学, 文学部, 教授 (00036675)
キーワード他界観 / 発達観 / 生涯発達心理学 / 日本文化 / フランス文化 / 青年 / たましい
研究概要

本研究は、イメージ描画法を用いて、現代日本青年の他界観の構造をフランス青年との比較において実証的に調べることを目的としている。本年度は、以下の研究を行った。
1. 現代日本青年用の他界観調査用紙の作成 主に以下の3内容を含む調査用紙を作成した。
(1) 他界観の空間的構造とこの世の人とあの世の人との関係をイメージ描画で調べる質問紙。
(2) 生から死への移行と往還過程のイメージを描画で調べる質問紙。
(3) 他界観、死生観、宗教観に関する信念の構造を言語項目によって調べる質問紙。
2. 他界観質問紙調査の実施と分析カテゴリーの作成
上記調査を日本の大学生(愛知県の教員養成系大学と首都圏の理系の大学)420名(男163、女257)に実施した。描画結果の分析カテゴリーを次の観点から作成した。(1)他界観の空間構造に関するカテゴリー。この世に対するあの世の空間的位置(垂直、水平)。境界の分離と標識の特徴など。(2)移行と往還に関するカテゴリー。たましいの形(人間形、魂形、気体形)と変容。たましいの往来パターン。生まれ変わりの有無と種類など。2人が独立に各カテゴリーを分析し、信頼性を測定し、カテゴリーを改善した。描画資料を縮小コピーし分類整理した。一部の結果をカテゴライズしコンピュータに入れ、統計的に分析した。
3. 日本の他界観、およびフランスの他界観についての資料収集と文献検討
4. フランスの学者との理論的および描画分析法の検討 フランス側研究協力者であるWallon氏およびMesman氏と共に、1998年10月に日本で研究会を開催し、理論および分析方法を検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] やまだようこ(濱口惠俊編): "たましいの形-この世とあの世の移行表象(「日本社会とは何か」)" 日本放送出版協会, 16(316) (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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