研究概要 |
本研究は,コンピュータを利用した授業が児童生徒の学校ストレスや適応感に与える影響を検討することを目的としたものである。 平成10年度は,研究計画に従い,今後の研究において必要となる,コンピュータを利用した授業に対する児童生徒の態度尺度を開発するための自由記述データを収集した。 平成11年度は,それらを整理し,先行研究で使用されたいくつかの類似の尺度の項目を合わせ,KJ法を援用して分類・精選して,小学生用コンピュータ不安尺度を開発した。また,この尺度を用いて,児童生徒のコンピュータへの態度と学校適応との関係を検討するための調査を行った。 本年度(平成12年度)は,さらに,コンピュータを使った授業への児童の態度と,児童の個人的特性である有能感との関係を検討した。また,以上の研究結果をもとに研究のまとめを行った。
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