本研究は食に関するコマーシャルの内容分析を試みるということを主眼に以下の3事項について考察される。(1)食に関係したイメージ、アイディア、慣習 (2)コミュニケーション (特にコマーシャル・コミュニケーション)(3)高度に発達した現代(情報化)社会。この3事項に順次、作業仮説を設定した。 1)現代コマーシャル文化におけるコンテクスト内で中心的役割を果たす食 2)日常生活の大きな部分を占める食 3)食はヒトの思想の伝達に影響を与える--例 ヒトの様相、思考、服装、言動、食生活、言動。これらの作業仮説を軸に、研究計画は施行された。当初の研究計画は次の通りあったが、録画は、都合により、横浜から埼玉県の所沢方面に変更になった。 研究計画 平成10年4月 研究補助者の確保とトレーニング、I日米CMの収集(横浜・日本とPasadena Ca.において4000以上のCM)=約336録画時間 6月 IIの第二段階テープの作成(ダビングに200時間)、同テープの索引作成、IIIのためのトレーニング開始 8月 IIの第二段階テープのダビング終了、日本のIII(コーディング)開始(350時間) 10月 日米のV(第三段階テープ作成)開始(500時間) 11月 日本のテープのIII終了、アメリカのIII開始 12月 アメリカのIII継続、IV(コンピュータ入力)開始(100時間) 平成11年1月 アメリカのIII継続、日本のV終了 2月 アメリカのIII終了、アメリカのV開始 3月 IV日米コンピュータ入力終了(100時問) その為、録画時期が遅れ、テープ作成に手間取ってしまい、結果、3ヵ月遅れのスケジュールとなってしまったが、研究は順調に進行している。
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