| 研究概要 |
今年度は来年度に予定している質問紙調査の準備作業として,主に理論的方法論的な検討を行った。
まず,以前に行った調査データの再分析と既存統計資料の整理・分析によって,より適切な調査区域の確定と調査対象者の選定を行うことができた。また,それらの分析にもとづいて改めて検証可能な課題の絞り込みと調査項目およびその操作化の方法を検討していった。同時に,本調査研究のより広い文脈からの位置づけと意義の確認を理論的に行うために,検討会をもつとともに,適当な文献資料を購入し,その検討をおこなった。
そのうえで,具体的な質問文を吟味していき,プリテスト用の調査票を作成した。そして,この調査票を用いて,協力を得られた14人の対象者にたいしてプリテストを行った。なお,このプリテストには質問文などの検討にも加わってもらった大学院生に分担して担当してもらい,詳細な結果報告を得られもように努力した。
今後は,このプリテスト結果の整理と分析を早急に行い,最終的な調査票を完成させる予定である。そのうえで,来年度には集票調査の具体的な準備作業へと着手していきたいと考えている。
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