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1998 年度 実績報告書

複合所得型家族の社会階層的地位に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610190
研究機関関東学院大学

研究代表者

鎌田 とし子  関東学院大学, 文学部, 教授 (00086323)

研究分担者 鎌田 哲宏  静岡大学, 情報学部, 教授 (40022256)
キーワード共働き / 階層 / 世帯
研究概要

近年の雇用状況の変化は著しく、既婚女性の雇用労働力化と合理化による男性の失業が進行している。日本は「世帯単位主義」を採っているので、夫婦の職業の組み合わせが大きな意味をもつ。そこで長年階層研究に従事してきた者としては、従来の「夫1人による階層」区分ではなく、妻も含めた「世帯としての階層」がえられないかが、今回の課題になった。室蘭市は30余年にわたる調査の集大成の意味を持ち、浜松市は中小企業密集都市として比較研究の対象となる。
室蘭調査について
室蘭では本格的な配票調査は平成11年度に予定しているので、調査に先立って必要な地域の詳細な情報を得るため、企業の生産状況・雇用の変化・失業者数・再就職の実態はいうまでもなく、生活保護に陥った人々の数と最近の特徴とその動向、地域社会の政治動向等を知るため、関係機関の聞き取りと資料収集をおこなった。
さらに重要な準備は、来年実施する配票調査の対象者の選定と実施方法について、関係機関の意向を聞き、抽出方法と配布・回収の方法についての依頼と了解を得ることであり、先方の都合に合わせ出向くことになった。およその目途はえられた。
浜松調査について
浜松は平成10年度が本調査にあたっていたので、地域の資料を検討したのち調査票を準備し、郵送による調査を実施した。郵送調査の同収率は20%と予想どうりかなり低く、来年の室蘭調査の無作為抽出による配票調査は再検討を要する。しかし約200票の共働き世帯が得られたので、資料整理の上、入力作業は完了した。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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