今年度は、島根県中部邑智郡域の中山間地域町村(7町村)の在宅サービス実態、特にディサービスセンターのサービス提供実態を実地調査において把握し、中山間地域に共通の課題を明らかにした。又、全県下のディサービスセンター調査を実施し今後の課題を以下3点整理した。 (1)地域に多様なディサービス提供基盤の設置を行うこと。ゴールドプラン目標数値は達成したが、巡回型、小規模型、痴呆対応型など不足している。 (2)介護保険対象外の老人に対するディサービスの運用を図るためサロン型、巡回型などの新たなタイプのディサービス利用を既存のディサービスセンターを運用して実施すること。また、ミニディサービスセンターを市町村独自事業として制度化しその設置を増大すること。 (3)町村間を越えた広域型のディサービスセンター運用を図ること。 尚今年度の研究成果は、島根女子短期大学紀要第38号に「地域社会における在宅福祉サービスの課題(7)」として発表した。
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