最終年度は島根県内59市町村の高齢者保健福祉計画に盛り込まれた福祉・介護基盤整備実態を地域介護力として把握し、今後のあり方を検討した。地域介護力とは(1)介護保険サービス在宅サービス基盤整備状況(2)介護保険サービス施設サービス基盤整備状況(3)地域福祉サービス(介護予防・生活支援福祉関連サービスなど)基盤整備状況(4)福祉保健ボランティア稼動件数(5)福祉・介護関係人材総数の5分野における、主に高齢者人口や要援護者数との比較によるサービス基盤整備割合を示したものである。今年度は、59市町村及び、9保健福祉圏域の地域介護力を数値化し、市町村比較、圏域比較を行うことにより今後の福祉政策展開の方向を検討した。 尚、12年度の研究成果は、10年、11年と合わせ3年間の研究成果を集成する形で島根女子短期大学紀要第39号に「地域社会における在宅福祉サービスの課題(8)」として発表した。
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