研究課題/領域番号 |
10610225
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
高嶋 一敏 弘前大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (40125448)
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研究分担者 |
藤田 昇治 弘前大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (50142089)
佐藤 三三 弘前大学, 教育学部, 教授 (00048597)
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キーワード | 介護 / 地域 / 生涯学習 / 福祉 / ボランティア / 高齢化社会 |
研究概要 |
1、 青森県内の4地域(川内町、田子町、深浦町、黒石市)において介護をめぐり、介護者と要介護者に対する聞き取り調査およびアンケート調査を実施した。その中で、要介護者については「寝たきり」になった原因として脳血管疾患が最も多く(43%)、ついで整形外科的疾患が多い(17%)こと、介護保険法については「いくらか知っている」と「聞いたことがある程度」を合計しても19%でしかないこと、などを明らかにした。 2、 行政関係者に聞き取り調査を実施し、第一次産業を主体とする地域の産業構造の特質や社会教育・生涯学習の事業展開と介護との関連における課題などを把握した。 3、 介護に関連して、ホームヘルパーに対する聞き取り調査を実施し、介護に直接関わるヘルパーの養成システムや労働条件などを把握した。また、在宅介護を促進する上では重要な役割が期待されるヘルパーという立場から、要介護者の抱える問題と介護者の果たすべき役割などを把握した。 4、 青森県と比較するため、都市部における事例として、貝塚市における福祉事業の現状(校区福祉委員会を中心とした給食サービスなどの事業展開)や公民館を中心とした社会教育活動の現状などを調査した。 5、 地域ボランティア活動と介護との関連を念頭に置き、山形県とりわけ西川町における現状を調査し、高校生が地域でボランティア活動を展開する「山形方式」についてその特徴・今後の可能性などを把握した。
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