(1) 自閉症の青年期・成人期の発達・社会的支援・社会的制度・家族等に関するこれまでの研究と実践の到達点と課題を理論的に整理した。この場合、重度の自閉症に限定せず、広く自閉症一般を対象にした。 (2) 滋賀県・大阪府にある9か所の通所授産施設・通所更生施設・無認可作業所に通所する自閉症者に対し心理テストを実施し、結果を分析した。 (3) 上記対象者に対する職員のケース記録を分析し、作業内容・作業形態・日課・集団編成・日課・作業以外の活動内容等の整理と考察をおこなった。 (4) 上記対象者がどのような「問題行動」を呈しているかをまとめ、発達状況との関連について考察をおこなった。 (5) 各施設との共同研究体制を確立し、複数の事例検討をおこなった。 (6) 次年度実施する施設と家族に対するアンケート項目の検討をおこなった。
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