(1)自閉症の基本的障害に関する最近の研究を整理し、青年期・成人期の自閉症者の発達と障害を検討するための理論的な基盤作りをした。その成果を滋賀大学教育学部紀要に発表した。 (2)近畿圏の通所授産施設等とそこに通っている自閉症者の家族に アンケートを実施した。発送されてきたアンケートについて、現在、整理している所である。 (3)滋賀、大阪の約10ヶ所の通所授産施設、通所更生施設、無認可作業所で昨年に引き続き自閉症者、重度知的障害者の発達的検討、および、労働や労働以外の諸活動をどう保障していくかについて、事例検討をおこなった。 (4)障害をもつ通所者に「生活の質」を高めるために職員に求められる資質や「専門性」の内実について、職員と検討し深めた。その成果の一部は、さつき福祉会報告集と堺障害者ステーション報告集で発表した。
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