1.平成11年6月15日から9月14日まで、兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所で「障害を伴う外国人留学生の受入れ環境の整備」を研究テーマにして、内地研究を実施した。期間中、実際に障害(肢体・聴覚・視覚・内部)をもつ学生にインタビューを実施すると共に、全国の大学(国公私立)620校に対して質問紙(アンケート調査) 調査を行った。「障害をもつ学生の受け入れ」についてハード・ソフトの両面からの調査を実施し、359校から有効な回答を得た。調査の目的は、障害をもつ留学生・日本人学生の人材育成、並びに障害をもつ学生との関わりにおいて健常者の教育ということにも視点を置いている。359校のすべてのデータ入力を完了。一部、データ解析を行い、調査実施校(調査結果の報告を希望する大学)に対して報告書を送付した。 2.専門家を招き、キャンパス・フォーラムII<地球が舞台:まだまだあるある異なる視点・論点>を開催した(平成11年11月)。障害をもつ学生の留学交流ということに視点を置き、フォーラムを進行すると共に、講演は聴覚障害者に対しても聴講可能なようにすべて要約筆記を準備した。その内容については、デジタルビデオカメラに収録済であり、現在、インターネットで公開する準備をしている(平成12年3月公開予定)。
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