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2000 年度 実績報告書

重症心身障害児・者のラィフステージに応じたQOLの評価と医療の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610254
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

郷間 英世  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40234968)

研究分担者 小谷 裕実  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10294266)
キーワード重症心身障害児 / QOL(qualily of life) / 評価 / 医療的ケア / ラィフステージ
研究概要

平成12年度は、重症心身障害児に対するQOLの評価用紙を作成し調査した。評価項目を(1)健康(医療や健康)、(2)生活環境(日常生活)、(3)家族、(4)社会的情緒的人間関係、(5)教育や労働(日々の療育活動、労働、学齢時は教育)、(6)レジャー(趣味、楽しみ、レクレーション)、(7)全体的な生活に対する満足度、(8)自己表現や自己選択の度合いの8領域に分けて、日々の介護に携わっている保護者等に回答を求めた。その結果、重症心身障害児は、全体としての日常生活に在る程度満足している者が多いが、本人や家族を支援してくれる人は少なく、環境や福祉施策は不充分であり、将来の健康や生活に不安がある者が多いという結果であった。さらに、個々の重症心身障害児のQOL評価用紙(案)を作成した。
学齢児に関しては、医療的ケアが必要な重症心身障害児についてのこれまでの研究やインタピュー調査をまとめ、報告した。
今後は、(1)QOL評価用紙の一般化、(2)QOLの基本である重症心身障害児・者自身の個人的満足度の評価などが課題となっている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 郷間英世: "在宅重症心身障害児(者)に対する親の希望を重視した療育外来の試み"日本重症心身障害学会雑誌. 26巻1号(印刷中). (2001)

  • [文献書誌] 郷間英世: "重症心身障害児・者のQOL"日本保健医療行動科学会年報. Vol.16(印刷中). (2001)

  • [文献書誌] 郷間英世: "医療的ケアネットワーク(小西行郎ら編)"クリエイン鴨川. 222(P56-72) (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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