研究課題/領域番号 |
10610295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 (2001) 国立特殊教育総合研究所 (1998-2000) |
研究代表者 |
小塩 允護 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 部長 (90090422)
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研究分担者 |
佐藤 克敏 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 研究員 (20310360)
肥後 祥治 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 主任研究官 (90251008)
竹林地 毅 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 室長 (50332169)
干川 隆 熊本大学, 教育学部, 助教授 (90221564)
小島 恵 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 研究員 (80332170)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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キーワード | 知的障害 / 研修 / 個別の指導計画 / 教師トレーニング / パートナーシップの開発 / 行動分析 |
研究概要 |
本研究の目的は、知的障害児の指導に関わる教師のトレーニングプログラムの開発を試みることであった。研究の柱としては、トレーニングプログラムの内容と方向性に関する研究、トレーニングプログラム案の立案と実施に関する研究、トレーニングに関連した資料の作成があった。 トレーニングプログラムの内容と方向性に関する研究においては、KJ法を用いたトレーニングプログラムの内容と方向性の分析が行われた。この分析から、個別教育計画の作成において、行動分析の知識が有用であることと、教師間のコミュニケーションを改善しパートナーシップを養成していくことの重要性が示唆された。 トレーニングプログラム案の立案と実施に関する研究においては、先のトレーニングプログラムの内容と方向性に関する研究の結果を受けて、行動分析の教授に関する研究の実施と教師間のパートナーシップを養成することを目的としたプログラムの立案とその有用性に関する検討がなされた。パートナーシップ養成に関する研究においては、PATHという方法とKJ法を用いた協議の有用性について検討がなされ、それらの有用性が示された。また、指導方法や指導理論の教授において講義を演習を組み合わせたプログラムを試作し、5日間の日程で12名の養護学校の教師の参加を得て行われた。プログラムで取り上げた指導方法や指導理論は、ノンバーバルコミュニケーション、行動分析、認知発達、ファシリテーテッド・コミュニケーション等の内容があった。このプログラムにおいては、作業や協議の時間の割合を増やし、障害児教育に関する知識と他者との問題解決場面におけるコミュニケーションの技能の獲得が可能かについて検討した。結果、参加者からの良好な評価を得ることができた。 トレーニングに関連した資料の作成については、「ビギナーのための学習障害(LD)ハンドブック」の作成を行った。
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