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1999 年度 実績報告書

日本におけるアフリカ文化表象の生産・流通・消費に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610308
研究機関熊本大学

研究代表者

慶田 勝彦  熊本大学, 文学部, 助教授 (10195620)

キーワードアフリカ / 文化表象 / 在熊アフリカ人 / 援助 / ボランティア
研究概要

本年度は主たる目標にしていた「アフリカの視覚芸術に関する言説」を分析するための資料収集を行うと同時に、偶然にも熊本市国際交流会館が主催する海外紹介事業の本年度の地域がアフリカだったため、熊本市在住のアフリカ人との共同イベントや民間のアフリカ関係の催しものに参加する機会が多くなり、地域コミュニティのなかで流通するアフリカ文化表象の問題と直面することになった。それゆえ、作業は理論的な分析ではなく、地域とアフリカとの関係に学術的研究がどのように参加可能かという実践的問題を市の職員、在熊アフリカ人たちと模索する1年となった。特に在熊のアフリカ人たちは、アフリカが正しく表象されておらず、そのことによる不満やコミュニケーションの齟齬の問題を抱えており、この問題を解決するためには、どのような手段が考えられるのかが共同で模索されることになった。今年度で国際交流会館の事業は終了するが、アフリカへの関心をもった市民からの要望もあり、来年度は会館を利用し、実験的に慶田と在熊アフリカ人が共同してスワヒリ語講座を開講しようとする企画も進行中であり、その他シンポジウムやインフォーマルな会議を開催することを通じて、アフリカ文化表象の問題を地域コミュニティのレヴェルで検討することになる。
また、アフリカ文化表象に関する資料の収集も順調に進んでおり、試行錯誤の中で、データベースの構築作業とWEB公開に向けてのデータ整理も進んでいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 慶田勝彦: "ソシュールの<二重性>:人類学的対象に関する一考察"熊本大学文学会 文学部論叢 地域科学篇. 第64号. 1-19 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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