| 研究課題/領域番号 |
10610329
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| 研究機関 | 山口大学 |
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研究代表者 |
田中 誠二 山口大学, 人文学部, 教授 (80116730)
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| 研究分担者 |
川端 新 山口大学, 人文学部, 助教授 (40283577)
橋本 義則 山口大学, 人文学部, 教授 (60164802)
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| キーワード | 鉱山 / 銀山 / 銅山 / 長登銅山 / 蔵目喜鉛山 / 根笠錫山 / 石見銀山 / 毛利氏 |
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| 研究概要 |
1.古代については、引き続き長登銅山関係史料の収集を進めた。とりわけ長登銅山出土木簡の読解を進めている。長登(美東町)現地の調査も数度行った。
2.中世については、引き続き大内氏・尼子氏・毛利氏それぞれの鉱山関係史料の収集を進めている。島根大学所蔵小笠原家文書については、写真版に基づき翻刻を進めている。また東京大学史料編纂所所蔵益田家文書のなかで鉱山と諸勢力の関係を示す文書を検出中である。
3.近世初期については、長登(長門国・銅山)、蔵目喜(長門国・鉛山)、根笠(周防国・錫山)の萩藩領下の三大鉱山について、検地・財政関係史料を中心に翻刻を進めている。また、寛永通宝鋳造に関して、長登銅山と銭屋集落の関係を史料分析と現地調査の両方向から進めている。萩藩領初期の鉱山については、これまで充分な知見がないので、意義有る史料翻刻・研究になるものと思われる。
4.萩藩中後期については史料が断片的であるが、3.以降の時期的変遷を解明するために、史料収集を進めている。とりわけ幕末期の萩藩占領下での石見銀山については、これまでよく知られていないので、力を入れて史料翻刻と分析を進めている。
5.近世石見銀山については、大量の大田市大森町の地方文書を現在整理中であるが、この中で現在の研究上有意義なものを翻刻し、解明すべく、準備を進めている。
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