• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

中世における村落神話と「ならかし」の論理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610342
研究機関山形県立米沢女子短期大学

研究代表者

薗部 寿樹  山形県立米沢女子短期大学, 日本史学科, 助教授 (10202144)

キーワード村落神話 / ならかしの論理 / 村落宮座 / 村落財政 / 祭祀儀礼
研究概要

本研究課題解明のために本年度は、以下の史料調査・現地調査をおこなった。
(1)野村神社所蔵文書(滋賀県近江八幡市野村町)の調査・撮影と現地調査
野村神社文書は中世野村郷の村落文書である。中世文書及び大般若経に混在していた中世文書を撮影し、あわせて現地調査をした。
(2)中岡義隆家文書(京都府相楽郡木津町)の調査・撮影と現地調査
中岡家は、中世の天神社(現在の岡田国神社)の神主家である。同文書寄託先の京都府立山城郷土資料館にて、同家の中世・近世文書を撮影し、現地調査をした。
(3)舳倉島奥津比〓神社(石川県輪島市)及び七ツ島(同市)の現地調査
七ツ島、舳倉島および同島の奥津比〓神社などの現地調査をおこなった。
(4)菅生神社文書(大阪府南河内郡美原町)の調査
菅生神社所蔵『北野宮縁起絵巻』は、村落神社に伝来する縁起絵巻である。この絵巻は、奈良国立博物館に寄託中であるため、今回は、絵巻奥書の写真版を入手した。現地調査は未了である。
以上の調査により、下記の2点を主な成果として確認することができた。
(1)文学作品や近世史料などからも一定の手続きをとって村落神話が抽出できること。
(2)未発掘・未調査の史料が少なくないと思われること。
今後、このような点に留意し、さらに範囲を拡げて史資料の調査収集と現地調査を継続して、当該研究課題のさらなる解明につとめたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 薗部寿樹: "今昔物語集にみえる村落神話について"米沢史学. 16. 20-32 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi