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1998 年度 実績報告書

古代ローマ史・初代キリスト教史研究におけるパソコン利用の試行的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610382
研究機関上智大学

研究代表者

豊田 浩志  上智大学, 文学部, 教授 (20112162)

キーワード古代ローマ / 初代キリスト教 / パソコン / データベース / 殉教者伝
研究概要

(1) ラテン語文書史料集Lateinische Martyrerakten und Martyyrerbriefe,Munster,1986の本文全体、ならびにPar J.Amat,Passion de Perpetue et de Felicite suivi des Actes,in:Sources Chretiennes,No.417,Paris,1996を、スキャナで読み込ませ、エディタ文書に変換した。それにより、とりわけ3世紀初頭のPassio SS.Perpetuae et Felicitatisについて、邦語訳を試みるなかで、単語検索等で多大の便宜をえることができた。
(2) 上記殉教者行伝に関する欧文専門研究書のうち、交付申請書に記載したJ.E.Salisburyのものは、作業以前に読了したので、新たに以下のデジタル化を試み、ほぼ完了することができた。それによって、今後の邦語訳作業の能率化を試みる準備が完了した。P.Habermehl,Perpetua und der Agypter,oder Bilder des Bosen im fruhen afrikanischen Christentum,Berlin,l992.
(3) スキャナとOCRソフトによる文書の読み込み・デジタル化は、英語やラテン語では比較的容易な作業であるが、アクサンやウムラウトがある仏語や独語文書に関しては、文中のギリシア語の存在を含めて、修正作業に多大の労力が費やされることが確認された。
(4) 前項の理由で、当初予定されていた資料集Hrsg.von E.Diehl,Inscriptiones Latinae Christianae Veteres,4 vols.,Dublin/Zurich,1970のデータベース化は、次年度に先送りせざるをえなかった。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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