研究課題
(1)陸奥国の山田寺式軒瓦の補足調査を行い、従来群馬県上植木廃寺との関連を考えてきたが、埼玉県方面の軒瓦により類似する文様が存在することが明らかとなった。(2)西日本の山田寺式軒瓦の補足調査を行い、阿波国立善寺廃寺、土佐国秦泉寺廃寺に関連資料があることが判明したが、弁端と子葉の点で山田寺式とは別概念を設定する方が良い。(3)韓国で関連資料の調査を行ったが、三国には類似する単弁蓮華文軒丸瓦が存在しないこと、百済扶餘出土の金属製工芸品との関連で山田寺式軒瓦の成立を再考すべきことを確認。
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