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1998 年度 実績報告書

時間連続モデルをもちいた行為動詞の動的意味解釈

研究課題

研究課題/領域番号 10610457
研究機関埼玉大学

研究代表者

仁科 弘之  埼玉大学, 教養学部, 教授 (20125777)

キーワード行為関数 / 運動複合体 / 内容点集合関数 / 回帰移動関数 / 他動行為 / 意味モデル
研究概要

研究の進行状況(番号・{}内容は交付申請書の研究目的/実施計画に対応)
(1) 動詞を空間位置の推進関数とみなすことで、個々のタイプの行為を行為者と被行為者/物の時空間的推移として捉える集合論的記法を提案した。他動行為文の先行研究の文献調査に図書費をもちいた。運動形態の研究に動作を図示するソフトウェアを利用した。
(2) 各行為タイプを区別する構造を行為代数として定義し、その計算を例示した。資料整理・データ打ち込みに学生謝金を用いた。
(3) 行為代数の意味表示を構築して、従来の意味理論と比較した結果いくつかの進展がみられた。意味理論の先行研究の文献調査に図書費をもちいた。
一応の成果が得られたので9月に米国の人工知能関連の国際学会(ISIC/CIRA/ISAS'98)の計算記号論部門で発表した。会議で「真に独創的である」 (ジョージワシントン大学、ポール・プルーイト博士など)との絶賛を頂いた。海外渡航旅費をもちいた。
(4) 行為者(と被行為者/物)の時空間的推移を意味解釈のモデルとして扱い、行為代数をこのモデルに基づいて解釈する。
これに関しては、上記の会議の席上で新しい優れたアイデアが得られたので、この算法を枠組みとして2年目(1999年)の研究で具体化すべく、3月現在先行研究の調査を行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroyuki NISHINA: "Action ag Repositioning Function of Target and Kinetic Deseription of Action Sentence" Proceedings of ISIC/CIRA/ISAS'98(IEEE Computer Society). 814-819 (1998)

  • [文献書誌] Masahiro KOBAYASHI & Hiroyuki NISHINA: "束縛理論によるPRO構文の扱い" 東北大学情報処理教育センター年報. 17号. 3-11 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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