研究課題/領域番号 |
10610465
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
小山 由紀江 長岡技術科学大学, 語学センター, 助教授 (20293251)
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研究分担者 |
清水 裕子 立命館大学, 経済学部, 助教授 (60216108)
永野 ロビン 長岡技術科学大学, 語学センター, 助手 (20262470)
早川 典生 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70143815)
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キーワード | 工学系大学における英語教育 / 英語カリキュラム / 英語教育に対するニーズ調査 / English for Science and Technology / テキスト分析 |
研究概要 |
今年度は、まず、1.日本の工業系大学の英語カリキュラム調査を行う前段階として、全国40の大学(工学部を含む総合大学及び工学部単科大学)に大学全体のカリキュラムの送付を依頼した。協力を得た30の大学のカリキュラムを検討した結果、総合大学においては旧教養課程で一般的な英語教育が行われており、英語教育はほとんどの場合、専門の教育とは内容的にも組織的にも切り離されていることが解った。以上のことをふまえて、カリキュラム調査の対象を工業系単科大学に限定する事にした。次に入手したカリキュラムの概要を参考に、英語教育の内容を詳しく調査するために質問紙を作成し、全国50の工業系単科大学の英語科教員に送付、現在、回答が寄せられて来ている最中である。また、この質問紙調査をもとに、数校について具体的な英語教育の状況を把握するための面接調査も進めている。 次に、2.日本の工業系大学における英語教育に対するニーズの調査であるが、これに関しては本学の卒業生を対象に仕事上で必要な英語力等に関する質問紙調査を実施した。異なる年度の卒業生および修了生(学部、修士、博士)からまず105名を対象にパイロット調査を行い、その回収率は約26%であった。このパイロットを通して調査項目を改訂し、本調査を同様に卒業生780名を対象に行った。回収は現在のところ204名であり、データをインプットして分析方法を検討中である。教員対象のニーズ調査については、来年度引き続き実施の予定である。 3.海外のEnghsh for Science and Technologyのテキスト分析については、現在適切なものを選定中である。来年度は、適切なテキストの分析を行い、ESTの教育に必要な英語構文、語彙等を調査する予定である。
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