研究概要 |
上記の研究課題に基づいて研究を行った結果、裏面の業績表にあるように、論文3点を発表することができた。また、学会発表として、次の2つの発表を行った。 「フリジア語群の変容と言語研究-多言語使用におけるアイデンティティー一」(京都ドイツ語研究会 関西ドイツ文化センター 5月)「フリジア語群をめぐる多言語使用と言語干渉」(北海道ドイツ文学会 札幌大学 7月) さらに、海外旅費を活用して、9月にドイツに出張し、キール大学北フリジア語辞書編集所(Nordfriesische Worterbuchstelle,Universitat Kiel)およびプレートシュテト(Bredstedt)の北フリジア超研究所(Nordfriisk In一situut)などで研究計画についてのレヴューを受けた。とりわけ、後者においては雑誌Nordfrieslandに投稿を求められ、申請者の研究についての紹介を行い、国際的な関心と評価を得ることができたく裏面業績表参照〉。 今年度はドイツ語とオランダ語との対照を豊富に織り込んだ西フリジア語の動詞の構造について、語形変化、時制、法、アスペクトを中心に考察した(裏面業績表参照)。来年度は残りの現象についてできるだけ考察を進め、成果を公表するために努力したい。そのためには、西フリジア語学について、オランダに赴く必要があり、今年度と同様に海外旅費を活用する予定である。
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