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1999 年度 実績報告書

20世紀ドイツ文学をめぐるジェンダ-論的考察

研究課題

研究課題/領域番号 10610505
研究機関早稲田大学

研究代表者

松永 美穂  早稲田大学, 文学部, 教授 (30199822)

研究分担者 村上 公子  富山国際大学, 人文学部, 助教授 (20239487)
広沢 絵里子  明治大学, 商学部, 助教授 (20277718)
大貫 敦子  学習院大学, 文学部, 教授 (70176957)
KOWALLIK Jutta  筑波大学, 外国語センター, 講師
谷川 道子  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50038501)
キーワードジェンダー / 女性 / ドイツ / 20世紀
研究概要

1999年度は8月に福岡で開催されたアジア・ゲルマニスト会議のジェンダーセクションに広沢と松永が責任者として参加、大貫が表現主義の女性詩人たちの作品を分析する発表を行ったほか、東南アジアのゲルマニストたちとの活発な交流を行った。アジア・ゲルマニスト会議の記録は2000年中に電子出版される予定である。11月には父権制や、カトリシズムと文学との関係を批判的に考察しているオーストリアの女性作家マルレーネ・シュトレールヴィッツ氏を早稲田大学に招き、朗読会を行った。朗読会のあとのディスカッションも大変有意義なものであった。朗読会で紹介された彼女の長編小説『誘惑。』は、2000年度中に松永の翻訳で、「女の創造力」シリーズ(鳥影社)として出版する計画である。12月には研究会を開き、ユッタ、コヴァリクかドイツのフェミニズム雑誌のうち全国展開した「コラージュ」と「エンマ」をとり上げ、それぞれの記事の傾向や発展の経緯を比較した。2年間の共同研究により、20世紀ドイツ文学のさまざまな局面におけるジェンダー論的アプローチの可能性が示された。メンバーのうち3人(大貫・広沢・松永)は2000年秋の独文学会誌「ジェンダー特集」にも参加する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 谷川道子: "「翻訳劇」/「翻訳」/「劇」?-ドイツ演劇の視角から考えたこと"せりふの時代(日本劇作家協会編集). 13号. 90-93 (1999)

  • [文献書誌] 谷川道子: "シアタ-・オリンピックスは千年紀をどうよぎるのか"ドイツ文学(日本独文学会編). 103号. 183-185 (1999)

  • [文献書誌] 松永美穂: "ことばの実験室-多和田葉子の多彩な創作活動"ドイツ文学(日本独文学会編). 103号. 185-187 (1999)

  • [文献書誌] 村上公子: "ヒトラ-暗殺計画"ヒトラ-の野望(世界文化社). 下巻. 143-155 (2000)

  • [文献書誌] 広沢絵里子: "完全な一致-ゲ-テの『親和力』におけるエ-ドゥアルトとオッティ-リエの愛と死について"ゲ-テ年鑑(日本ゲ-テ協会編). 第41巻. 121-137 (1999)

  • [文献書誌] 広沢絵里子: "ドイツ文学・文化研究におけるジェンダ-論をめぐって"ドイツ研究(日本ドイツ学会編). Nr.29. 32-35 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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