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1999 年度 実績報告書

第二言語習得におけるリズムパターンの生成と知覚-英語母語話者と日本人英語学習者の比較-

研究課題

研究課題/領域番号 10610521
研究機関順天堂大学

研究代表者

須藤 路子  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教授 (60226587)

研究分担者 松野 和彦  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90029679)
キーワード第二言語習得 / リズムパターン / 生成 / 知覚 / 英語の弱形 / 音響要因 / 時間制御 / 談話
研究概要

短い談話を言語資料とし、日本人英語学習者と米語母語話者の生成実験を実施し、母語話者と日本人の生成パターンの比較、検討を行った。談話における各文の持続時間の測定、弱形の持続時間の測定、談話におけるフォーカスの要素の影響などを観測した。日本人学習者においては、単語アクセントがそのまま文生成において使用されており、文アクセントにおいて、重要な差違が母語話者との比較において観察された。特に、母語話者において弱形として生成されている語(冠詞、接続詞、副詞)において顕著な差違が観測された。弱形の生成がリズムパターンの習得において重要な要素であることが示された。英語学習者の習得が進むと、文持続時間の短縮が観測されたが、母語話者に観測されるリズムパターンは、日本人被験者の内、上達が著しく観測された被験者についてのみ観測され、他の日本人については1年の習得期間の後も単語アクセントによるリズムパターンが測定された。また、談話におけるフォーカスの影響についても検討がなされ、フォーカスの要素が持続時間に与える影響が母語話者において観測され、初級学習者においてはその要素の影響は観察されなかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 須藤路子,桐谷滋: "Effects of Acoustic Features in Perception of Stress-related Variants"Proceedings of the 14^<th> Internatioanal congress of Phonetic Sciences. 1. 113-116 (1999)

  • [文献書誌] 須藤路子: "Acoustic Features in the Perception of Weak Forms by Japanese Learners of English"順天堂大学スポーツ健康科学研究. (掲載決定)4(3月). (2000)

  • [文献書誌] 松野和彦,インタラック国際化教育研究所: "ひとりで学べるグローバル英語独習法"セルネート出版. 81 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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