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1998 年度 実績報告書

ヨーロッパ再編に見る地域意識と文学

研究課題

研究課題/領域番号 10610529
研究機関東北大学

研究代表者

畠中 美菜子  東北大学, 言語文化部, 教授 (10005762)

研究分担者 鈴木 道男  東北大学, 言語文化部, 助教授 (20187769)
藤田 恭子  東北大学, 言語文化部, 助教授 (80241561)
杉浦 謙介  東北大学, 言語文化部, 助教授 (40196712)
田中 継根  東北大学, 言語文化部, 教授 (70011343)
大友 義勝  東北大学, 言語文化部, 教授 (60007333)
キーワード地域 / ヨーロッパの再編 / ヴェンデン人 / ブコヴィナ大学 / ルーマニアのドイツ語言語島 / 旧東独諸地域 / ローゼ・アウスレンダー / フーヘル
研究概要

本研究組織では所与の研究目的の達成のため以下のように研究分担テーマを定め、研究全体の調整と議論のとりまとめは、研究代表者(畠中美菜子)が担当し、ほぼ当初の研究計画に沿った進度で研究を進めている。
a)民族主義の視点から見たアイルランド地域文学と英文学(大友義勝)
b)旧東ドイツ領諸地域文学の現状と汎ヨーロッパ(杉浦謙介)
c)第一次大戦後の旧ハプスブルク領上部イタリア・バイエルン・オーストリア地域文学研究(畠中美菜子)
d)ルーマニアのドイツ語言語島にみる地域文学の可能性と限界(鈴木道男)
e)ブコヴィナ(現ルーマニア・ウクライナ領内)地域文学(藤田恭子)
f)ソ連邦解体後の諸ロシア語地域文学の現状(田中継根)
上記の研究分担テーマに基づき、以下の諸点についての分析・検証作業を進めた。
(1) 各研究分担テーマに関連する地域の教育政策や言語政策をも含めた政治的社会的状況についての、20世紀の歴史的文脈の中での分析・整理
(2) 各地域文学についての文献資料の収集・整理
(3) 国民文学観やそれに基づく文学規範との関係に注意を払った各地域文学の分析、および特性の整理
(4) (1)の成果(3)の結果との相互関係の分析
この作業のために、分担者の個人的研究の他に年度の後半以降に、すでに5回全員参加の研究会を開催し(10/23,11/27,12/24,1/29,3/5の各日)、上記b,d,eの各分担テーマについての報告を行うと同時に、相互の成果を比較検討した。また、それに基づき、dについて、鈴木が東北ドイツ文学会第42回大会(10/31)に於て研究成果を発表した。今年度内にすでに刊行された業績については別項に記す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 杉浦謙介: "フーヘルのヴェンデン人の形象-ドイツ北東部国境地帯におけるスラヴ人-" 『言語と文化』(東北大学言語文化部). 第10号. 73-97 (1998)

  • [文献書誌] 藤田恭子: "ローゼ・アウスレンダーにおけるウィーン-ブコヴィナからの眼差し-" 『オーストリア文学』. 第15巻. 1-9(+(15)〜(17)) (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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