研究課題
平成10年度は、各研究員の個別研究に資するために、基本資料の収集および障害(者)に関連する諸問題の専門家を招いての講演会を開催した。基本資料については、韓国の障害者政策および盲導犬に関する資料(担当者:村上貴美子、金蘭九)、イギリスのDDAに関する追加資料(担当者:田中香織、鈴木隆)、スペインの盲導犬および「障害者社会統合法」に関する資料(担当者:岡部史信)を収集した。またこれに関連して、DDAの指導指針および行為準則の翻訳(担当者:田中香織、岡部史信)、スペインの国および各州の盲導犬に関する法令の翻訳(アルバイト)を行った。講演会については、柴田徳衛氏(東京都立大学名誉教授・東京経済大学名誉教授)「障害者と財政」、村谷昌弘氏(日本盲人会連合会長)「障害者をめぐる現状」、丸山一郎氏(埼玉県立大学教授)「日本の障害者政策の歴史・現状および問題点」を開催した。このほか、全体の会議を1度、また各研究員の必要に応じて、個別的に各研究員の間で数回のミーティング(竹前・岡部:スペインの盲導犬に関する法令の分析。竹前・村上・金:熊本地区の障害者への聞き取り調査、韓国関係資料の収集方針。竹前・田中:DDA分析の基本的方向性の確認)を開催した。こうした活動に基づいて、今年度は各国の障害者政策についての特に基礎的資料の作成を行った。
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