研究課題/領域番号 |
10630033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
広井 良典 千葉大学, 法経学部, 助教授 (80282440)
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研究分担者 |
松田 忠三 千葉大学, 法経学部, 教授
葉山 滉 千葉大学, 法経学部, 教授
藤井 良治 千葉大学, 法経学部, 教授
多賀谷 一照 千葉大学, 法経学部, 教授 (40114293)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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キーワード | ターミナルケア / 高齢化社会 / 医療と福祉の連携 / 在宅ケア、地域ケア |
研究概要 |
今後の高齢化社会におけるターミナルケアのあり方とそれに対する支援策を考えるため、千葉地域においてがん患者を中心とする自助組織としての活動を行っている団体等の活動記録をまとめ、どのようなニーズが存在しているかを把握するとともに、経済面を含む高齢者のターミナルケアに関する文献調査等を行い、海外を含むターミナルケアの動向や制度的な枠組みないし近年における政策展開の動向を分析した。これらの調査を踏まえて、従来のがんを中心とするターミナルケアに加え、後期高齢者の死亡数が急増するこれからの時代において求められるターミナルケアの姿を、医療-福祉、施設-在宅を含めた全体像にそくしてまとめるとともに、今後必要となる政策的支援のあり方について考察を行った(医療保険における診療報酬上の対応、特別養護老人ホーム等におけるターミナルケアヘの支援策等)。また、後期高齢者のターミナルケアにおいては狭義の医療のみならず介護を含めた幅広い対応が重要となることについて分析を行い、高齢者のターミナルケアにおける医療と福祉の連携を含め、介護保険制度とターミナルケアの関係等についても考察を行った。さらに、こうした政策的な議論と並び、これからのターミナルケアを考えていくうえで避けては通れない死生観をめぐる問題や、コミュニティや自然との関係を含む高齢者ケアのより幅広い姿についても考察を行い、高齢化時代におけるターミナルケアの全体像についてとりまとめを行った。
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