研究課題/領域番号 |
10630051
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
永山 くに子 山口県立大学, 看護学部, 講師 (70285443)
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研究分担者 |
溝手 芳計 山口県立大学, 社会福祉学部, 助教授 (00174053)
加藤 光一 信州大学, 農学部食料生産科学科, 教授
石井 啓雄 駒沢大学, 経済学部, 教授
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キーワード | 現代家族と諸階層 / 家業(生業)とライフサイクル / 家族の再生産と経済力量 / 家族政策 |
研究概要 |
1. 先行研究報告会の開催 地方都市および農山村における家族の再生産に関連した周辺での研究から主に、家族社会学・人口問題・社会保障・家族法・社会政策・海外の家族政策の視点で学際的な研究のレベルと課題を抽出した。その結果に基づいて本研究の仮説を導きだした。 2. 本研究の仮説 1) 経済的力量によって家族の規模が変化する。 2) 経済的力量によって子育ての価値観が異なる。 3) 経済的力量によって家族の再生産のありかたが異なる。 注)ここでいう経済的力量とは、社会的階層・家族の地位・家族の生業・就業史をいう 3. 調査地域の選定および選定理由(事前調査から) 山口県徳山市:戦前からの伝統的な市街地と瀬戸内海コンビナートとしての地方工業地帯が混在している地方都市である。 山口県阿東町徳佐:立地条件は中山間農村地帯で裕福な農山業家が多いにもかかわらず、過疎化のすすむ農山村である。 4.今後の研究展開 綿密な地区踏査を実施した後、本年度は「地付き農家」「地付商家」「農家商家の次男・三男が街にでて働くケース」「転勤族・・全国的サラーリマン」を各、10事例、合計約70事例の聞き取り調査を実施する予定である。
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