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1998 年度 実績報告書

インターネットを利用したマーケティング・リサーチ・システムに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10630102
研究機関立教大学

研究代表者

守口 剛  立教大学, 社会学部, 教授 (70298066)

研究分担者 岡太 彬訓  立教大学, 社会学部, 教授 (00062662)
キーワードマーケティング・リサーチ / インターネット / 消費者調査 / インタラクティブ・リサーチ / パネル調査 / 質問調査
研究概要

本年度は、インターネットを利用したマーケティング・リサーチ・システムの日本における実施状況に関する調査・研究を行い、実施方法、利点、問題点などを整理した。この結果、下記のような点が確認された。
1. インターネットを利用したマーケティング・リサーチ・システムの主たるタイプ
(1) 調査機関が予め調査対象パネルを組織化しており、調査の度にE-Mailなどを利用して質問に回答してもらう方式。
(2) ホームページ上に質問を公開し、不特定のアクセス者を対象とする方式。
2. インターネットを利用したマーケティング・リサーチの利点
(1) 従来の郵送調査に比して短期間で調査が実施できる。特に、回答がコンピュータ可読型のデータで得られるため、集計、分析のための時間が圧縮できる。
(2) 上記の迅速性のメリットをいかしたインタラクティブな調査設計を行なうことができる。例えば、回答結果に応じて、新たな質問項目を設定し再度調査を行なう、というような設計が可能となる。
(3) 1.(2)の方式の場合、広告、調査、見込み客の発掘、受注といった一連のマーケティング・プロセスを一つの仕組みの中で行なうことができる。
2. インターネットを利用したマーケティング・リサーチの問題点
(1) 現時点では調査対象者の属性に偏りがある。特に、主婦を主たる対象とするような日用消費財に関する調査が実施しにくい。
(2) 特に1.(2)の調査方式の場合、従来の郵送調査に比して、誤回答や偽の回答の発生率が高い傾向がある。インターネットを利用する場合の匿名性が影響していると考えられる。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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