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1999 年度 実績報告書

コア・コンピタンス(技術・技能)の評価・測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10630105
研究機関埼玉大学

研究代表者

金子 秀  埼玉大学, 経済学部, 助教授 (20204555)

キーワードコンピテンシー / コンピテンシー・マネジメント / 適材適所 / 社内労働市場 / 社内公募制度
研究概要

本年度は、人事制度の中でも注目を集めているコンピテンシー・マネジメントについて研究した。コンピテンシーとは、単に保有能力だけではなく、仕事を通じて発揮されるべき専門知識や能力、いわば業績に直結した行動能力である。
コンピテンシー・マネジメントでは、経営環境の変化に自立的に対応し、継続的に高い成果を出し続けているのはどのような人材であるかという人材の分析から入る。その結果、自社のそれぞれの業種・職種において、高い成果を出していくために必要な人材のコンピテンシーが明らかになり、それを人材の発掘・育成、配置・移動、評価・処遇などのベースに据えることにより、適材適所の人材配置や、求められる人材をより多く確保することが可能となる。つまり、コンピテンシーに基づく能力開発を行い、仮に組織や個人の具体的な職務が短期間で変化したとしても、多くの人材がそれを自立的に取り入れて、高い評価を持続的に出すことが出来るようになる。
かかるコンピテンシー・マネジメントを有効に実行していくためには、社内労働市場の確立が必要不可欠である。つまり、社内公募制度に見られるように、会社が必要とする仕事(会社の視点)と個人が立てた人生設計に照らし合わせて、自己のスキルをより高めることができる仕事であれば、それに応募するといった個人の視点とのマッチングをいかに行うのかが課題である。その鍵をなすのは、まさに、コンピテンシーの経済学的な意味とその評価である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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