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1999 年度 実績報告書

日本情報技術企業の国際競争力と経営戦略の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 10630119
研究機関専修大学

研究代表者

大西 勝明  専修大学, 商学部, 教授 (40083654)

キーワードリストラクチャリング / 国際的戦略提携 / インターネット / 国際分業 / IC / テレビ・ゲーム / 情報家電 / TI
研究概要

本年度は,中国での研究のレビューと2度の国内での実態調査,文献研究を実施した。
本研究は,日本情報技術企業が直面している国際的な競争環境の分析と日本情報技術企業が展開しつつある戦略の特質を明確にすることを課題としているが,本年度も研究課題を一定程度前進することが出来た。具体的項目は,以下のとおりである。
1.日本情報技術企業の国際展開に低賃金指向とか,先端技術持込み型といった複数のモデルがあることを確認した。モデルを軸に研究を推進することが重要である。
2.アジアの経済危機は克服されつつあるが,日本情報技術企業は,国際化を再編成しつつある。海外事業の撤退や統合等が進められている。
3.日本情報技術企業の国内の業績は,リストラクチャリング等により回復されつつある。
4.特に,IC,携帯電話,テレビ・ゲーム機の売行きが,好調である。
5.また,インターネットの普及も急速で,大きな関心が持たれている。
6.ただ,1998年の電子工業の出荷額,輸出額は,低迷していた。
7.1999年においては,メモリーに関する日立とNECの提携等ライバルメーカーの協力が注目された。加えて,多様な関連分野で国際的な規模での国際的戦略提携が結ばれている。巨額な研究開発費負担も大きな影響をおよぼしている。
8.リストラクチャリングは,多くの情報技術企業で今後とも追及されそうである。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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