• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

原価企画と組織能力の相互作用に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 10630128
研究機関神戸大学

研究代表者

加登 豊  神戸大学, 経営学部, 教授 (70117993)

キーワード原価企画 / 管理会計 / 組織能力 / 組織学習 / 製品開発 / コストマネジメント / 知識創造 / 実証研究
研究概要

本年度中に行った研究実績に関して、以下に要点を記述する
1 調査質問票の作成準備
原価企画および組織能力に関する文献調査とインタビュー調査に基づき、原価企画に関する組織能力の蓄積状況と組織能力がパフォーマンスに与える影響を解明するための質問票がほぼ作成できた。現在、質問票の完成度を高めるためのパイロット研究に従事している。質問票は、本年5月中旬には完成予定であり、多くの企業の株主総会が終了した次期である7月初旬に調査を実施する計画である。
2 インタビュー調査の実施
本研究費補助金により、NECシステム建設、マブナモーター、およびクボタにおいてインタビュー調査を実施した。また、個人的にも、10数社にわたる調査を実施しており、これらの成果は、作成中の質問票に十分に反映されている。
3 分析フレームワークの完成
上記2つの研究活動を通じて、原価企画に関する組織能力を、ローカル能力(ツール・技法、製品技術基盤、技術教育)、アーキテクチャ能力(トップマネジメントの支援、組織構造、マネジメント・コントロール)、およびプロセス能力(統合性、自立性、調整)の3つのレイヤーに層別することが、調査目的にはもっとも適切であるという知見をえた。なお、パフォーマンスは、品質・機能性、開発リードタイム、製品コスト、および設計担当エンジニアの疲弊で測定することを予定している。
4 ホームページ作成用データの整備
文献研究を通じて作成した文献データベースはほぼ完成した。また日々増加する文献についてもそれらの渉猟を継続的に行っており、ホームページ立ち上げ時には、すべてのデータの公開を予定している。
総合的に判断して、研究はほぼ計画どおりに進行しているといえる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 加登 豊: "事業部・本社関係が原価企画普及活動に及ぼす影響" 國民経済雑誌. 179・2. 61-83 (1999)

  • [文献書誌] 加登 豊: "ビジネス・エシック(経営倫理)を考える" ビジネス・インサイト. 24. 67-75 (1998)

  • [文献書誌] 加登 豊: "ビジネスシステムの抜本的見直しと組織変革" 関西経協. 52・9. 4-8 (1998)

  • [文献書誌] 加登 豊: "欧米に学ぶ日本的管理会計" 企業会計. 50・6. 31-37 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi