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1998 年度 実績報告書

財務会計の概念フレームワークの理論的深化とその具体化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10630137
研究機関神奈川大学

研究代表者

津守 常弘  神奈川大学, 経済学部, 教授 (40037114)

研究分担者 戸田 龍介  神奈川大学, 経済学部, 助教授 (00271586)
佐藤 信彦  日本大学, 経済学部, 助教授 (20225981)
岩崎 勇  富士短期大学, 経済学科, 教授 (80176536)
徳賀 芳弘  九州大学, 経済学部, 助教授 (70163970)
倉田 幸路  立教大学, 経済学部, 教授 (90149146)
キーワード概念フレームワーク / 財務報告 / 会計規制 / 会計基準設定
研究概要

本年度、共同研究者は、活発な意見交換を繰り返しながら、別記研究成果に見られるように、各分担分野について従来の研究成果を一層深めた。研究の深化にとくに役立ったのは、次の二つの研究会である。その第一は、ドイツ会計基準設定委員会のメンバーであるフランクフルト大学・オーデルハイデ教授との討論である。1998年10月16日、同志社大学で「ドイツ会計報告制度-伝統、現在の危機及び改革」および「ロビーイング活動が財務報告規制に与える影響」を論題として講演と討議が行われた機会を生かして、その前日同教授と研究分担者全員(津守、倉田、徳賀、岩崎、佐藤、戸田)との私的な会合で日独の会計制度・理論についての活発で有益なな意見交換を行い、講演会当日には、ドイツ企業の会計報告における国際会計基準の影響、および財務報告制度に対する財界・会計士グループ・学者グループの一定の影響力について活発で有益な議論が行われた。第二は、1998年11月21日から22日にかけて九州大学で開催された研究会における報告と討論である。この研究会では、概念フレームワークの深化とその具体化について研究した。そこでは、特にアメリカにおける会計規則の問題や、金融機関から見た財務情報の意味等が議論された。その成果は今後、分担者の論文等の中に結晶する予定である。また、研究分担者個々人による学会報告については、佐藤が1998年6月、日本簿記学会第13回関東大会で「会計上の取引概念と認識」という統一論題報告を行い、また、岩崎も1998年9月、日本会計研究学会第57回全国大会で「財務業績の報告について」という報告を行った。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 津守 常弘: "概念フレームワーク研究の現代的視点" 企業 会計. 50巻12号. 4-12 (1998)

  • [文献書誌] 津守 常弘: "財務会計概念フレームワーク論の展開" 企業 会計. 51巻1号. 162-169 (1999)

  • [文献書誌] 佐藤信彦: "「企業にとっての価値概念と負債の測定" 会計. 153巻5号. 72-83 (1998)

  • [文献書誌] 佐藤信彦: "負債の認識除外に関する一考察" 産業 経理. 58巻2号. 71-80 (1998)

  • [文献書誌] 岩崎 勇: "財務業績と包括的利益計算書" 会計. 54巻3号. 51-66 (1998)

  • [文献書誌] 岩崎 勇: "会計の概念的枠組の展開" Fuji Accounting Review. 4号. 3-19 (1999)

  • [文献書誌] 徳賀 芳弘: "新年金会計基準の会計データへの影響" 経済学研究. 64巻5・6号. 125-139 (1998)

  • [文献書誌] 徳賀 芳弘: "会計測定値の比較可能性" 国民経済雑誌. 178巻1号. 46-61 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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