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1998 年度 実績報告書

リー群のホモトピー正規性

研究課題

研究課題/領域番号 10640073
研究機関愛知教育大学

研究代表者

古川 靖邦  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90024033)

研究分担者 田原 賢一  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00024026)
安本 太一  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (00231647)
小谷 健司  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (60273299)
大川 哲介  広島工業大学, 工学部, 助教授 (60116548)
キーワードホモトピー正規性 / 古典リー群 / 例外リー群 / ホモロジー環 / 外積代数
研究概要

1. 研究目的は,cohomology環が原始的に生成される場合のリー群のhomotopy正規性を解決することであった.当初,K理論など高度な道具を用いないと解決は困難と考えていた.所が,よく知られたPontrjagin積によるhomology環を用いて解決できることがわかった.これはhomotopy正規性を判定する式がcohomologyの場合k^★Ad^★(x_i)=k^★(1_<【.encircled?.】X【.encircled?.】> x_i)=0(但しx_iは原始的生成元)となるのに対し,homologyでは原始的生成元x_i,x_j(i>j)に対しAd_★k_★(X_i 【.encircled?.】X【.encircled?.】 X_j)=2X_iX_j≠0となることからhomotopy正規性の判定を与えることが出きる.この方法は任意のリー群Gと部分群Hの対(G,H)に対し,homology環が外積代数となる場合に有効である.しかもcohomology環を用いる方法より計算が簡単であり,多くの場合に適用できる利点もある.例えば古典群,例外群において係数Z_pをうまくとればhomology環は外積代数となることが知られている(Hopf,Borelの結果).従って,今までMcCarty,James,Furukawa等により得られた結果はすべてこの方法で統一的に処理できる(America数学会で発表).
2. もう1つの研究目的はcomputerを用いて上述の問題に取り組むことであった.Symplectic群のhomotopy正規性の解決に数論の複雑な結果が引用されておりcomputerが有効と考え,部分的結果を得たが今後の課題である(日本数学会で発表).

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Ohkawa: "A remark on homology localization" Hiroshima Math.Journal. 28.1. 1-5 (1998)

  • [文献書誌] K.Odani: "On the limit cycle of the Lienard equation" Archivum Mathematicum (Brno). (to appear). (1999)

  • [文献書誌] 安本太一: "複数の最上位環境をサポートするLispモジュール機能" 情報処理学会論文誌. 39.9. 2659-2670 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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