研究概要 |
研究実施計画の役割分担に従って,下記の研究成果を得た。 1.古典的なHopf構成をみなおすとともに,H-空間のsamelson積とそのsuspensionの関係を調べた。成果は論文にまとめ,Contemporary Mathematic 239に掲載された。 2.X=SU(3)またはSp(2)とするとき、Xの自己写像のなす群〔X,X〕のcomposition structureを決定した。preprint 3.逸見豊は、有限H-spaceのmod 3 cohomologyにおけるSteenrod cohomology作用素に関して論じるとともに、algebraとしての構造をほぼ決定した。成果はカリフォルニア大学教授のJin Lin氏との共著の2つ論文にまとめ、現在投稿中である。 4.大嶋秀明は,高々3個の胞体からなるホップ空間の自己写像のホモトピー類集合は,任意のホップ構造から導かれる演算に関して群となることを示し,さらにすべての場合にその群構造を決定した。成果は3論文にまとめ,Quart.J.Math.などに掲載予定である。 5.川上智博は、semialgebraic G 集合上のsemialgebraic G ベクトル束の分類写像の存在とホモトピー性質について考察した。
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