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1999 年度 実績報告書

逐次解析の理論的研究とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 10640126
研究機関熊本大学

研究代表者

高田 佳和  熊本大学, 理学部, 助教授 (70114098)

研究分担者 横山 隆久  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20240864)
坂田 年男  熊本大学, 工学部, 助教授 (20117352)
キーワード逐次推定 / 二段階法 / 信頼領域 / 有界リスク問題 / 同時信頼区間 / 漸近有効
研究概要

1.与えられた推測問題が固定標本で解を持たないための十分条件を得ることができた。この条件を適用することにより多くの問題において固定標本での解が存在しないことがわかった。
2.非対称損失関数の場合の有界リスク問題に関して固定標本での解の存在について研究した。位置尺度分布族に関しては解が存在する場合と存在しない場合があることを示した。更に解が存在しない場合は、二段階推定法を用いて解を構成した。
3.K(【greater than or equal】2)個の多変量正規母集団(分散共分散行列は未知)の平均の一次結合の値の大きさ一定の信頼区間の構成は固定標本ではできない。この問題に対し二段階推定法を適用し解を構成した。更にその方法の漸近一致性を示した。更に標本数の漸近的性質を調べた。シュミレーションによる特性の研究も行った。
4.K(【greater than or equal】2)個の多変量正規母集団(分散共分散行列は未知)の平均の一次結合の値の推定に対する有界リスク問題についての推定量の構成は固定標本ではできない。この問題に対し二段階推定法を適用し推定量を構成した。その方法は従来の方法の改良になっている。更にその方法の漸近特性について調べた。
5.対象とm(【greater than or equal】1)個の正規母集団(分散は未知であるが共通)の平均の差に関する長さ一定の同時信頼区間の構成を二段階推定法を用いて行った。更にその方法の漸近特性について調べた。特に、二次の有効性について調べた。シュミレーションによる特性の研究も行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Takada: "The nonexistence of procedures with bounded performance characteristics in certain parimetric interence problems"Ann.Inst.Statist.Math.. 50・2. 325-335 (1998)

  • [文献書誌] T.Yokoyama: "Wald-type tests for two hypotheses concerning purallel mean protile several groups"Hiroshima Math.J.. 28・2. 345-354 (1998)

  • [文献書誌] Y.Takada: "Existence of estimators with bormded usks under an asymmetric loss function"Kumamoto J.Math.. 12. 81-89 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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