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2000 年度 実績報告書

バーグマン族とハーディ族

研究課題

研究課題/領域番号 10640156
研究機関信州大学

研究代表者

真次 康夫  信州大学, 理学部, 教授 (60020682)

キーワード単位球 / ハーディ族 / バーグマン族 / 不変部分空間 / プリバロフ空間 / 等距離写像
研究概要

昨年度、一昨年度に引き続き、複素ユークリッド空間C^nの単位球B_n上のハーディ族H^p(B_n),バーグマン族A^p(B_n),0<p<∞を中心として研究を進めた。ハーディ族H^p(B_n),バーグマン族A^p(B_n),0<p<∞の一般化である荷重バーグマン族A^p_α(B_n),-1<α<∞,0<p<∞を含むハーディ・オーリッツ空間H_ψ(B_n)、バーグマン・オーリッツ空間A_ψ(B_n)として、近年プリバロフ空間N^p(B_n),1<p<∞、荷重バーグマン・プリバロフ空間(AN)^p_α(B_n),-1<α<∞,1【less than or equal】p<∞が研究されるようになってきた。これに関し、プリバロフ空間N^p(B_1),1<p<∞の不変部分空間を研究し、論文「Invariant subspaces of Privalov spaces」としてまとめた(Far East J. Math. Sci.vol.2)。また、荷重バーグマン・プリバロフ空間(AN)^p_α(B_n),-1<α<∞,1【less than or equal】p<∞の線形等距離写像の研究を行い、それらを決定した(to appear in J.Math.Soc.Japan)。これは大学院生、植木誠一郎との共同研究である。さらに、大学院生、宮澤純との共同研究として、荷重バーグマン・プリバロフ空間(AN)^p_α(B_n),-1<α<∞,1【less than or equal】p<∞の、S.Yamashita-M.Stoll-C.Ouyang-W.Yang-A.Zhaoタイプの特徴付けを行った。加えて、より一般なバーグマン・オーリッツ空間A_ψ(B_n)に対しても、F.Beatrous-J.Burbeaタイプの特徴付けを行った。これらの成果は何れも投稿中である。ごく近日の結果としては、プリバロフ空間N^p(B_n),1<p<∞、荷重バーグマン・プリバロフ空間(AN)^p_α(B_n),-1<α<∞,1【less than or equal】p<∞の連続な環準同型の決定がある。これは大学院生、植木誠一郎との共同研究として、論文の形に現在整理中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasuo Matsugu: "Invariant subspaces of the Privalov spaces"Far East J. Math. Sci.. 2巻4号. 633-643 (2000)

  • [文献書誌] Y. Matsugu and S. Ueki: "Isometries of weighted Bergman-Privalov spaces on the unit ball of C^n"J. Math. Soc. Japan. (to appear).

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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