研究課題/領域番号 |
10640166
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
内山 淳 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (70025401)
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研究分担者 |
矢ヶ崎 達彦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (40191077)
大倉 弘之 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (80135649)
米谷 文男 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (10029340)
中岡 明 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (90027920)
岩塚 明 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (40184890)
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キーワード | 量子力学 / 微分方程式 / Schrodinger作用素 / 正の固有値 / 唯一接続定理 / 多体問題 |
研究概要 |
研究代表者は平成10年に行われた 「偏微分方程式夏のシンポジウム」(飯綱高原)(7/4-7/7) 「1998年夏の作用素論シンポジウム」(高知市)(9/4-9/7) 「非線形波動方程式及び非線形拡散の解析」(松本市)(10/8-10/11) 「超局所解析と古典解析」(湯布院町)(12/21-12/24) 等の研究集会に参加し、量子力学における微分方程式の研究に関する情報収集を行った。これらの研究集会で、Schrodinger作用素の正の固有値の非存在に深く関係する唯一接続定理についても新しい知見を得ることができた。2個以上の正の固有値を持つ作用素の構成法に関する知識も得られた。 またGrigorii Moiseevich Zhislin教授(Nijniy Novgorod Radio-Physical Research institute)を平成10年12月4日から平成10年12月19日まで京都工芸繊維大学に招致し、同教授から研究課題の研究計画に対してレビューを受けた。また同教授は 「The spectral properties of quantum systems in magnetic fields」 「On pseudo-relativistic 2 particle systems」 という表題の講演を行った。これらにより多体問題の現状を知ることができた。 研究分担者もそれぞれの部門の研究集会への参加を通じて量子力学における微分方程式に関する諸問題についての理解を深めるとともに、研究成果の報告を通じてこの研究課題の達成に貢献した。
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