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1998 年度 実績報告書

等質空間上の調和解析とその応用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10640171
研究機関放送大学

研究代表者

熊原 啓作  放送大学, 教養学部, 教授 (60029486)

研究分担者 橋本 隆司  鳥取大学, 工学部, 助教授 (90263491)
キーワードウェーブレット / 運動群 / Fourier変換 / 不確定性原理 / ハーディの定理 / L^p版ハーディの定理
研究概要

次の二つの主題について研究を行った。1.ウェーブレット解析の乱流データへの適用について
2.リー群上の不確定性原理について
1については5種類のウェーブレット変換を行った中では4階Bスプラインウェーブレットがもっとも高い分解能を与える等の結果を得た。この結果は論文として出版した。
2では関数がそのFourier変換とともに急急減少ならばそれは零関数であるというHardyの定理の研究を行った。M.Sundariが得たユークリッド運動群に対するHardyの定理をCartan運動群に拡張した。この結果は論文として出版した。M.Cowling等がえたL^p版Hardyの定理を一般の運動群に拡張した。この結果は研究集会で発表するとともに学術雑誌に投稿した。また一般の半単純Lie群に対するHardyの定理の類似の証明に成功した。現在論文として準備中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 林農: "ウェーブレット解析の各種乱流データへの適用" 鳥取大学工学部研究報告. 29-1. 155-166 (1998)

  • [文献書誌] 江口正晃: "運動群に対する一つの不確定性原理" 実解析学シンポジウム. 1998. 122-126 (1998)

  • [文献書誌] Masaaki Eguchi: "An analogue of the Hardy theorem for the Cartan motion group" Proceedings of the Japan Academy. 74・A・10. 149-151 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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