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1999 年度 実績報告書

作用素環の自己同型写像の分類

研究課題

研究課題/領域番号 10640197
研究機関北海道大学

研究代表者

岸本 晶孝  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00128597)

キーワード流れ / AF流れ / 微分 / 生成作用素 / 実階数 / K理論 / KMS状態 / 近似内部的
研究概要

本年度は主に AF C^x環上の一径数自己同型群(流れ)について調べた。
AF環上の流れが、有限次元環の増大列の網密和集合で不変なものをもつとき、AF流れということにして、このAF流れの性質について調べた。(AF流れは古典格子モデルの時間発展に対応する。)特に"概固定環"に対して実階数零とK_1=0とを導いた。このことを用いて、AF流れの摂動ではない流れ(で良い性質をもつもの)の存在を示すことができたが、量子格子モデルの時間発展にAF流れの摂動でないものがあるかという設問は解けていない。更に、流れの生成作用素の定義域に対する実階数を用いて、量子格子モデルでは構成できない流れが存在することを示した。これは、非有界微分の理論であげられていた"Core問題"を否定的に解決したものである。この問題の将来の展望について、たまたま日本にいたO.ブラッテリ氏を招いて、議論、打合せをした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岸本 晶孝: "Pairs of simple dimension groups"International J. of Mathematics. 10. 739-761 (1999)

  • [文献書誌] 岸本 晶孝: "The Rohlin property for shift automorphism"Reviews in Mathematical Physics. (発表予定).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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