• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

エネルギーフロンティア加速器における超対称性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 10640243
研究機関東北大学

研究代表者

日笠 健一  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20208739)

研究分担者 山田 洋一  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00281965)
キーワード超対称性 / コライダー物理 / ヒッグス粒子 / 輻射補正 / 電子陽電子衝突 / 陽子反陽子衝突 / トップクォーク / 高エネルギー物理学
研究概要

1.最近注目されているRパリティを破る超対称模型においては,トップクォークを含む相互作用でレプトン数を保存しないものがありうる。陽子・反陽子コライダー,特にテバトロンにおけるトップクォークの生成・崩壊に対して,この新しい相互作用が与える影響を評価した。全断面積に対しては,この効果は実験で検出するには小さすぎるが,トップクォークの偏極や,前方後方非対称性を用いることにより,意味のある実験ができることを見いだした。
2.ハドロンコライダーであるLHCにおいて,2番目に軽いニュートラリーノがもっとも軽いニュートラリーノに崩壊するときのレプトン対の分布を調べ,これから質量差を実験的に決定する可能性を議論した。この分布がモデルのパラメータに強く依存することが見いだされた。
3・超対称標準模型において、スカラータウやスカラータウニュー「トリノがゲージボソンやヒツグスボソンを放出して崩壊する過程を調べ,この崩壊モードが非常に大きい場合があることを見いだした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Hikasa: "R-parity violation and top quark polarization at the Fermilab Tevatron collider"Physical Review D. 60. 114041-(1-7) (1999)

  • [文献書誌] A.Bartl: "SUSY-QCD corrections to top and bottom squark decays into Higgs bosons"Physical Review D. 59. 115007 (1999)

  • [文献書誌] M.M.Nojiri: "Neutralino decays at the LHC"Physical Review D. 60. 015006 (1999)

  • [文献書誌] A.Bartl: "Impact of bosonic decays on the search for < T_2>^^^〜 and < V_t>^^^〜"Physics Letters B. 460. 157-163 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi