研究概要 |
(1)^<11>Beの「AMD+Hartrce-Fock」法による研究: ^<11>Beの基底状態においてN=8の中性子魔法数が破れている原因を調べた。 バレンス中性子の対相関によるsd軌道の下がりが重要であることが分った。 (2)Heアイソトープの「AMD+Hartrce-Fock」法による研究: 中性子魔法数N=8の^<10>Heが非束縛であって^8Heがドリップライン核になる機構について調べた。適度な強さのLS力が^8Heを強く束縛することが分った。 (3)角運動量射影後の変分による^<10>Beの研究: sd殻から低く下りてくるσ軌道に中性子が1っ入った回転帯と2っ入った回転帯を調べ、理論が種々の実験データーを再現し得ることを見た。 (4)衝突核の核構造を反映する破砕反応: クラスター構造を持つと予言されている^<19>B核の破砕反応はLi+Heの同時測定の確率が大きく,入射エネルギーは30MeV/u附近が最適であることを見出した。 (5)液相気相相転移の研究: 質量数36の系の液相から気相への相転移をAMD+MF法でVolkov力とGogny力の場合について調べた。 (6)Gogny力による不安定核の研究: HeからMgの広い領域に亘ってGogny力による核構造研究を行った。 (7)変形ガウス波束を用いたAMD: 変形ガウス波束を採用するとMgアイソトープの四重極能力が大きくなることを見た。
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