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1999 年度 実績報告書

電子衝撃によるオゾン分子の励起微分断面積の測定

研究課題

研究課題/領域番号 10640381
研究機関新潟大学

研究代表者

高橋 利保  新潟大学, 理学部, 助教授 (30018262)

研究分担者 副島 浩一  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (50283007)
壇上 篤徳  新潟大学, 理学部, 教授 (40018669)
木山 喜隆  新潟大学, 理学部, 助教授 (50018272)
キーワード電子衝撃 / オゾン分子 / CO_2分子 / 励起 / 微分断面積
研究概要

1. 低エネルギー電子衝撃によるCO_2分子の弾性散乱および振動励起の微分断面積
オゾン分子の励起微分断面積の測定のために開発された電子スペクトロメータの特性テストをかねて、CO_2分子からの微分散乱断面積が測定された。
弾性散乱および折れ曲がり振動(010)、(020)、対称振動(100)について、衝突エネルギー2〜10eV、散乱角20°から120°の範囲にわたって、微分断面積の絶対値が決定された。
2. オゾン分子線源の開発
オゾン分子からの散乱電子のエネルギー損失スペクトルが測定され、酸素分子の振動励起に関わるスペクトルが観測されなかったことから、オゾン分子線中の解離酸素分子の存在は5%以下と推定される。
3. オゾン分子の弾性散乱および励起微分断面積の測定
1)弾性散乱微分断面積の絶対値:電子エネルギー5eV、散乱角20°〜120°、
2)振動励起(010)、(100)、(001)の散乱断面積:電子エネルギー2.6eV〜8.6eV, 散乱角90°
3)電子エネルギー10eV,散乱角20°においてエネルギ損失スペクトルが測定され,電子状態への励起に関する知見を得た。
今後、電子エネルギー、散乱角の範囲を拡大し、オゾン分子の励起過程に関して系統的に調べる予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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