研究分担者 |
河原 永明 茨城工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (30204754)
長本 良夫 茨城工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (50114012)
森 信二 茨城工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (70249746)
添田 孝幸 茨城工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (70197002)
山本 茂樹 茨城工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (90123984)
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研究概要 |
勤め先の茨城工業高等専門学校の3年生のあるクラスの教室と学生の自宅のラドン濃度の測定を行ない,学生に身の回りの自然放射線ラドンの存在を実感せた。 学内で一番ラドン濃度の高い計算機センターのラドン濃度の再測定を行なった本年は,ラドン測定の専門家である放射線医学総合研究所の人間環境部;および内曝部の研究者と東京大学原子力総合センターの研究者に協力をあおぎ,計算機センターのラドン濃度をパッシブ法以外の各種の測定法で同時に測定し,我々の測定結果の検証をおこなうととともに,ラドン娘核種(Po.218,Pb-2/4,Bi-214)の濃度測定,ラドンの平衡等価濃度[EEC]の測定をおこなった。空気中のエアロゾルに付着していないフリーのラドン濃度の測定もおこなった。更に,計算機センターの空気の状態を調べるため,空調機のON/OFFと室内のエアロゾルの粒度分布の測定及び喚起率の測定を行なった。 一方,パッシブ法.による伊那谷断層及び中央構造線沿いの学校と民家のラド測定は,主として長野県の上伊那郡・下伊那郡について試みた。学校は,伊那谷断層沿いの4つの高等学校,及び中央構造線沿いの小学校・中学校(高校は無い)について,測定を開始した。 大鹿村の中央構造線の路頭の実地踏査を行ない,同村にある中央構造線博物館及び学芸員の自宅のラドン測定を依頼した。民家に関しては,両活断層近傍住宅数軒についてラドン濃度の測定を開始した。公立の学校の測定は殆ど前例がない。更に.,来年度は,中央構造線に沿って,長野県から九州゚熊本まで測定点はかずつであるがラドン濃度の測定を拡張する予定である。
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